continent of Africa.

カテゴリー DAILY, TRIP
Gibraltar
最果ての海峡、Gibraltar.
失われた王国、アトランティスが眠る。

9時。sevillaからバスで4時間南下。
アフリカ大陸にある飛び地、スペイン領Ceutaに渡る為の船着場があるAlgecirasに到着。

Gibraltar

途中霧がかった遠くの彼方に、うっすらと浮かび上がるアフリカ大陸の山々をバスの中から確認できる。気持ちが高ぶる瞬間。

 

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最終目的地のサハラ砂漠に向けて、今日中に行ける所まで突き進みたいので、到着後にアフリカ大陸に乗り込むフェリーを即ブッキング。Algeciras~Ceutaまでは1時間半位で€35

 

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観光客は殆ど居ない。

実は今、モロッコ含むイスラム国家は全てラマダン(断食)真っ只中。

ご存知の方が殆どだろうが、イスラム教徒が日の出から日没まで飲食を断ち、祈りを捧げて信仰心を確認するイスラム教徒に課せられた「五行」の一つ。そんな理由もあってか、乗り込む客が少ないのかな?と、多少の不安を抱えながら勝手な解釈で乗船。もうここまで来たら後は運を天に任せて、勢いで乗り込むのみ。何とかなるでしょう!

 

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ジブラルタル海峡を越える。

ユーラシア大陸とアフリカ大陸の中間地点。Gibraltarはスペインの敷地内にあるイギリス領。歴史的背景からなる複雑な領土問題が絡み合う独特の海域。

 

遂にここまで来た。

 

大航海時代以前のヨーロッパ人にとっては最果ての地であり、新しい世界への入口。ヘラクレスの手によって造られたとされるジブラルタル海峡。アトランティス大陸はあるのか。

迫り来るアフリカ大陸を前に、武者震いとワクワクが半端ない。最高。

 

生きるって、こう言う事だ。

 

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Ceuta到着。

 

初めてアフリカ大陸の土を踏む。乾燥してるけど海沿いなのでリゾート感満載。ここはまだスペイン領だが建物はアフリカンテイスト。
普通はモロッコ国境まで€1以下のバスで行くようだが、よく分からずせっかくだったので、ボーダーまで歩いて行く事にする。いきなり後悔。超遠い。皆さん行く際は大人しくバスに乗って下さい。全荷物持って2時間弱掛かります。景色は綺麗だけどね。

 

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モロッコ国境到着。 もう見るからにカオス。

 

何だか変な奴らが色々な事を巻き起こしてるのが遠目からでも分かる。俺が着いたのが15時頃。

どうやらラマダンは、720時まで断食で、20時には皆家で夕食を食べるので、スペイン内で何かやらかして、夕食時までに国境を越えて帰路につきたい連中と時間帯が重なり、モロッコ人で死ぬ程溢れかえっている。尚且つ、腹が減っているのか気が立っていて、そこら中で喧嘩が起こっている。国境をよじ登って越える輩もいる。
訳が分からな過ぎて笑えてくる。写真なんて呑気に撮っている場合では全くない。最高過ぎる。

上島竜兵ばりに「押すな押すな、絶対押すなよ」を日本語で連呼しながら、群衆に飲み込まれながらイミグレに突入。

ココで注意。

 

訳も分からず進んでいくと、途中見逃す程の小さい詰所が右手に出てくるので、ここがイミグレーション。必ずココで入国スタンプを貰って下さい。この土地から出国出来なくなります。(らしい。)
途中現地人がイミグレーションカードを€1で売りつけてくるけど、買わないで。詰所で無料でくれます。大丈夫。

 

Gibraltar

 

無事スタンプを頂き、モロッコに入国するや否や、目の前にはインチキ臭200%のタクシーが50台位待ち構えている。
今にも爆発しそうな、ヤッターマンに返り討ちにされたドロンボー一味の負け車に勝るとも劣らない、オンボロ車のフルラインナップ。ホント走るんですか、コレ。
しかしコレに乗らねばどちらにせよ先に進めない。英語は1ミリも通じない。

もう完全ロシアンルーレット。

腹をくくって乗り合いのキレイめバンに突撃。

 

当たり。

 

幸運にも車内に英語が少し話せるジェラバを纏った若い女の子が通訳してくれて事無きを得る。いやマジ凄かったよ。アフリカ面白過ぎる。コレを1人で切り抜けられた自分を褒めたい。

 

Gibraltar

次に目指す中継地は、白い街として知られる、Tetouan(ティテゥアン)。どうやら1時間位で着くらしい。偶然にもTetouanから先を目指す為に利用する、国営バスCTM社の目の前に降ろしてもらい、すぐさまバスのブッキング。

 

Gibraltar

16時半が最終との事。時間を見ると18時。

 

今日はここまでか、と思った矢先に、ふとターミナルの時計を見る。

 

16時??

 

時差だ。
地続きだったので気づかなかったが、スペイン領セウタからモロッコに入国した際に時間が戻っていた。

 

Gibraltar

“16時半のバスがもうすぐ来るよ。

自分でも驚くくらいの最高にスムースな展開。結果オーライ。
次の街はモロッコ北部、リフ山脈の奥深くにあり街中を青一色に染める、幻想的な青い街として近年世界中から注目を集める、ChefChaouen(シャフシャウエン)。モロッコ通貨である25DH(ディルハム)+荷物代5DHを払い、無事乗車。

 

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何とか今日中に秘境、ChefChaouenに無事辿り着けそうだ。

 


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