JERUSALEM to AMMAN.

カテゴリー DAILY, TRIP
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ヨルダンと言う国。
Hashemite Kingdom of Jordan.

大好き過ぎるエルサレムを後にして、次のDestinationへ向かう。
リスボンで一緒に波乗りしたレバノンの社長に会いに行きたいが、ココからだとシリアを通過しなければならず、流石に命の危険を感じるので断念。

いつかは絶対乗り込むと心に誓う。

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大体はテルアビブから出国すると思うけど、オレは陸路で一旦アンマン市内に戻る。
道中考えるとちょっとウンザリするけどまぁ楽しく行こう。

旧市街から少し行った所の、調べないと絶対分からないであろう、隠しバス停から、ローカルをビチビチに乗せたセルビスで緩衝地帯を抜けて再度ヨルダンボーダーへ向かう。

 

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イスラエルからの出国は簡単。だけど、出国税が超高くて182シェケル。日本円で¥5,600位。一瞬ボッタクリかと思う。これがあるからルーフトップで寝る羽目になるんです。

 

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しかしココからまた一癖アリ。

バスが無いので、お馴染みのロシアンルーレットタクシーでアンマン市内に向かうんだけど、オレの取り合いで大体喧嘩が起きる。毎度マジ面倒くさい。女性にされるならまだしも、相手が濃厚な髭の野郎共だから困ったモンだ。
何とかソウルブラザーズ一味の様な、ギラギラ系ヤングヨルダン人に捕まり、面白そうだからそいつで市内へ。

面白い奴だったけど途中で、“Hey brother,オレは家コッチだからメーンと、降ろされる。超マイペースでファンキーな野郎だった。

 

 

アンマン市内到着。

イスラエルより汚く雰囲気はヤバイが、それとは裏腹にほぼ客引きとかも無く、人々も優しくまさかの超居心地が良い。
小さい男の子が走ってきて、モジモジしながら”Where are from?”と聞いてくるので、”JAPAN!!”と答えると、お婆ちゃんの所に嬉しそうに戻って、一緒に”welcome!”と言ってくれた。あれを聞いた瞬間、緊張の糸が完全に解けた。
サッカー日本代表を応援している身としては、今まで目の敵の様な印象のヨルダンだったけど、いい意味で完全に裏切られる。

 

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内戦中の建物の様なおっかない見た目のアンマン市内の宿にbooking
オーナーの爺ちゃんがノソノソ出て来て、アラビア語で細かく丁寧に地図を描いてくれ、迷ったらこの地図と私の名刺を見せればまず間違いない、と、優しく迎え入れてくれる。1¥700でこのホスピタリティ。

 

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その爺ちゃんが、何故か粋ってやたら勧めてくるアンマン市内で一番の繁華街、レインボー通りに向かってみる。夜22時だけど大丈夫なのだろうか。

当然道に迷い、暫くウロウロしていると、声を掛けてきた二人組。
仲間になりたそうにこちらを見ている。

 

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sohaibmhmoudと言う仲良しイケメンコンビ。どうやら日本が大好きの様で人懐こく一緒に遊ぼう、と。
流石にちょっと警戒したが、疑ったオレの気持ちが恥ずかしくなる位、全くそんな素振りは無く、親切でハッピーで最高な奴ら。

mhmoudは仕事で日本に何回か来た事があるらしく、日本車の知識は俺より全然ある。市内を散歩しながらヨルダンの事やムスリムの事、日本の良い所を楽しそうに話してくれる。

 

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ヨルダンのローカルご当地スイーツ、クナーファも、是非俺らのソウルフードを食べてみてくれよと、快くご馳走してくれる。安くて甘くて美味しい。薄いパンケーキの中にチーズが入っている感じ。

メチャクチャイイ奴ら。国境なんてないです。本当に。
おもてなし感が異常。死ぬ程優しい。道端で楽しそうに話している連中も笑顔で、これ食べるー?ってチップスとかくれる。

中東=危険って言うイメージを完全に180度覆してくれた。同じアジア人として自己嫌悪。マジで謝りたい。

人に優しくすると自分も幸せになれるんだ。何故ならアッラーがいつでも見ているからね。と。

どんなふざけた奴らでも、必ず同じ事を言い、子供やお年寄り、身体障害者やホームレスまでも優しく接する。日本、サッカーではいつも勝つけど、人間性は完全に完敗です。

 

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長い時間遊んだ別れ際、何かの時にと持って来た、必殺のステッカーをありったけ上げたら飛び上がる位喜んでくれた。わざわざ宿の下まで送ってくれてFacebookでお礼まで来る始末。
これがFacebookの正しい使い方だよね。

また絶対会おう!と、硬い契りを交わして写真を撮ってハグをして、良い出会いの余韻に浸りながら宿へ帰る。

 

宿に戻ると、ノソノソと爺ちゃんが出てきて一言。

 

「どうだ、楽しかったか?」

 


JERUSALEM to AMMAN.」に2件のコメントがあります

  1. こんにちは。興味深く拝見しました。来年 日本>アンマン>ペトラ>アンマン>エルサレム、又は逆ルートでの旅行を検討中です。ヨーロッパ、アジアは何度もバックパッカーで回りましたが中東は初めてです。時間がタイトなので、旅行のヒントを頂きたいのです。アンマン>エルサレム(または逆)は公共機関の移動はどう探せばいいですか?バス停、時間、費用はいくらくらいですか?英語しかできませんが移動は可能ですか?質問ばかりですみません。ご負担んのない範囲でお知らせください。

    1. はじめまして。見て下さって嬉しいです。ありがとうございます。
      僕はアンマン空港から直接エルサレムに向かいたかったので、空港内の始発のバス(6am発)に乗り、アンマン市内にある両国国境のキングフセイン橋行きのバス停に向かいました。空港内にある市内行きのバスチケット売り場はすぐに見つかります。王道の行き方は、アンマンのダウンタウン市内のJETTバスオフィスに行き、6時30分発のキングフセイン行きのバスに乗るのが簡単の様です。僕は乗り遅れてしまったので、そこからタクシーで10分くらい北に行ったムジャンマシャマリーと言う大きなバスターミナルに行きそこから5JDと言う破格でキングフセイン橋まで行けました。キングフセイン橋まで行ってしまえば、あとは比較的簡単です。しかも英語が話せるならば、全く問題ないです。人にもよりますが、ヨルダン人は比較的親切なので、客引き以外の市民やSTAFFに聞けば割と丁寧に教えてくれます。時間は6時に空港を出て、特にトラブルもなければ14時頃エルサレム市内に入れると思います。費用はイスラエルの出国税が非常に高いので、どちらか片道のみならば、アンマンからエルサレムに向かった方が安いです。エルサレムは人生観が変わるくらい最高の土地なので、是非楽しんできて下さい。何か他にもあればお気軽にご連絡ください!

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