ベルベル人の言葉で”神の国”。
または「南の真珠」と形容される都市。
なんとか深夜1時にバスターミナル到着、丸2日間風呂に入らず、移動と砂まみれであまり寝た気がしなかったので疲労困憊、とりあえずゆっくり寝れてシャワーが浴びられる最寄りの安宿に適当にイン。
運良くターミナルのすぐ裏にメディナがありその中に沢山宿があったので助かった。
マラケシュ。
そこらの街とは比じゃないくらいの規模のデカさと人の数。大都市を想像していたけど、なんか思ったより汚いくて匂う。正直これならイスラムのおじいちゃん達がのんびり暮らす、小さい地方の街の方が俺は好きかな。
タクシーが死ぬ程走ってて凄まじく、とにかくここもうるさく埃っぽい。日本の夏とは質感が全く違う。エネルギッシュさは最高。
そこそこ見所はありそうだけど個人的にあまり惹かれるものも無く、世界最大のスーク(市場)と言われる”Jemma El Fnaa”(フナ広場)を探索。
土産屋と屋台の数がホント尋常では無い。そして客引きが凄くアツイ。
強引な感じでは無く、情熱が伝わって来る様な商売人気質な人たちが多いので、売りたい気持ちが芯から伝わってくる。俺も日本で商売する身なので、個人的には彼らの熱量がとても勉強になり参考になった。
品数があり過ぎるのと値段も書いていないので買い物目的の人なら、予め買う物をリストアップしておかないと楽しくなり過ぎて爆買いしちゃうと思うよ。女の子には最高だね。可愛いアイテムだらけだよ。お皿やタイル、ランプや革製品は秀逸。
俺はモロッコ名産のアルガンオイルをゲット。本当は波乗りもできる、本場アガディールで欲しかったけど時間が無いので断念。
ここはブランドと言うより素材が沢山あるので、次は良い素材を仕入れに仕事として来たいと思う。誰か質に詳しい人、買ってきたアルガンオイルあげるのでチェックしてみて下さい。リサーチは完了。
写真撮ると金を取られると言う噂があったので中々商品は撮れなかった。
マラケシュのシンボルでもある、クトゥビーヤ・モスクでお祈りをしているタイミングに遭遇した。モスク俺好きかも。
でも何が怖いって、そのお祈り中マシンガンを持った兵隊やら装甲車が沢山周りを警戒している所。日本では到底味わえないテロの脅威を肌で感じる瞬間だった。
ここマラケシュでゆっくり休む事が出来、更に当初はMIRANOへ向かう予定だったが、超格安のチケットをGET出来たので予定地変更、ITALYはBOLOGNAに向かう事にする。”TUI FLY”と言うドイツの格安LCCに乗り込む。
マラケシュ空港、デカくてカッコイイ。ここだけ超先進国感。
この TUI AIRという会社、まだ新しい会社なのかカウンターでのやり取りが結構チグハグで、研修生みたいな人達5人位にたらい回しにされた。でもチケット安いから然程文句は言えない。
機内持ち込みにも制限があったが、バックパックのみだからなのか一度も測られず指摘もされず、完全スルー。なんだが適当で俺としてはバゲージチャージを払わなくて住んだので結果オーライ。
ryanairとかに比べればバックパッカーには調子良い航空会社だよ。デカさに寄ると思うけど、俺は50L前後のサイズと25L位のバックパック2個で、機内持ち込み全然大丈夫でした。
途中、上空から幻の様なキレイなオアシスをアフリカ大陸内にいくつも発見し、1人アッパーなテンションのままITALYに乗り込む。