Annapurna, Himalayan Range.

カテゴリー DAILY, TRIP
himaraya
神々しいにも程がある。
前人未到、Machapuchare。

sarangkot(サランクット)に向けて。4:30am出発。

ここポカラの街から数十km先にあるサランクットの丘の頂上から、タイミング次第でヒマラヤ山脈の全貌を見る事が出来る。ちなみに、7〜8000m急の山々が連なる光景はここでしか見る事が出来ないそうだよ。

himaraya

あの世界一の山を抱えるヒマラヤ山脈をこの目で確かめに来た。アンナプルナ連峰。その中でも前人未到、人類がまだ踏み入れた事が無い山、

Machapuchare”。

サンスクリット語で「豊穣の女神」と言われ、世界で一番美しいと形容される神聖な山。ここネパールではエベレストよりももっと神格化している聖域。

空は快晴。薄暗さの中、ヒマラヤの凄まじいシルエットが空一面に広がっているのが分かる。最初、あの黒いの何かな、って思ったら山だった。その位デカイ。デカ過ぎて空が半分暗い。

 

 

 

短い時間だけど最高のヒマラヤが観れるぞ。お前はラッキーな日本人だ!”

と言われ、テンションは爆上がり。

小型朝青龍の様なドライバーもテンションが上がり、限界まで登るぞ!とオンボロタクシーを飛ばしまくる。誰よりもこの地を知るローカルのこの飛ばし具合で、どれだけタイミングが重要なのかが伝わって来る。
1500m辺りまでタクシーで運んでもらい、その先は徒歩で丘まで登る。
結構息苦しい。

 

himalaya

himalaya

himalaya

himalaya

himaraya

himalaya

 

 

丘の頂上到着。

雲が多少掛かっているけど快晴。 まだ日は登って居ない。

 

徐々にヒマラヤの側面から明るくなり始め、雪の面が輝き出して紅く染まってくる。
この青と赤と白のコントラスト、38年間生きてきて初めての色味。

 

ポカラの街並みとフェワ湖とヒマラヤのバランスが、新海誠監督の作品みたいな絵になっている。

 

himalaya

 

 

himalaya

himalaya

himalaya

himalaya

himalaya

himalaya

himalaya

8000mを超える、世界で一番高い場所が眼前に広がる。

 

恐らくほとんどの人がこの高さの物を見た事無いと思うんだけど、
なんて言うか、空に山が描いてある感じ。 本当に異次元の世界。

 

まさに、ここが私の、アナザースカイ

 

 

himalaya

himalaya

こんな高い所がこの世に存在するのかと思う程の180°大パノラマで目の前に広がる。
感無量です。

あのブルジュハリファでさえ、たかが828m。所詮人間が作れるものなんて自然には到底かなわない。ヒマラヤを前にして込み上げて来るものがある。自然の偉大さを前に泣きそうになる。

今回の旅のゴール、かな。

 

himalaya

どうやら訓練していない一般の観光客がトレッキングで楽しめる高さの限界が5000m前後で、そこから先は生死をかける領域らしい。
ちなみにこのアンナプルナは別名、”キラーマウンテン”と呼ばれ、登山家の死亡率が世界一の38%。エベレストでさえ4%。登山家の4人に1人以上がこの山で命を落としている。常人には考えられない世界。 そんな山々を拝む事が出来てほんとに幸せだった。

 

himalaya

himaraya

今回色々ケアしてくれた、トレッキング専門の宿主RAJとは次は一緒にトレッキングしよう、と硬い契りを交わして来た。

居心地の良い最高のホステルだった。心から感謝を述べたい。
本当にありがとう。

写真は丘に一緒に登った優しいおばちゃんだけど。

 

himalaya

ちなみに、山の天気の移り変わりは半端じゃなく、一瞬で雲に覆われる。
山の天気と女心は、なんてことわざもあるけど、マジでその通りだと思います。

 

ポカラから帰りの道中、雨が降り路面がぬかるんでいる道路の崖っぷちを爆走して帰るんだけど、これ一歩間違えれば即死級の超怖い運転でマジヤバイ。

 

himaraya

himaraya

案の定、トラック同士の正面衝突の大事故があり一時通行止め。なんとか夕方、カトマンズにカムバックするが、到着後、荷台に積んだバックパックがまさかの完全水没。ずぶ濡れ。半端ない。中身全滅。

もう、なんでもOK!! 生きていればそれで良し!

 

ふと考えると、今まで相当な時間長距離バスに乗って来たけど、良く無事故で生還できたなと思う。
EU内で50時間位に、モロッコで30時間位、東欧で30時間位に、中東で30時間位。

たぶん運が良かったとしか思えない。日本じゃ考えられないスレスレを海外だと当たり前の様に進むから。バスも絶対車検なんてしていない、超オンボロバス。

 

人生何が起こるか分からないから今を一生懸命に生きます。

神様ありがとう。

 

himaraya

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です