昼も夜も皆が微笑む。
Land of smiles.
ネパールから4時間、バンコク、スワンナプーム空港上陸。 22ヶ国目。
空港がすごく綺麗。日本と全く変わらない光景にホッとすると同時に、夢から覚めた感が物凄い。
ごめんなさい、タイは全く悪くありません。
空港から市内まで”シティメトロ”って電車で向かう。
終点のPhaya Thai駅までで45バーツ。¥100でおよそ30バーツ位。
乗車券購入したら、変なオセロみたいなのが出てきた。なんでこんな形にしたんだろう。改札機にタッチ、と言うか付ける感じも、券じゃないのでイマイチしっくり来ない。
持ってるだけで改札機通れるシステムだと思ったのに。だったらすげーってなるんだけどな。
現地人も日本人とほぼ一緒。日本に帰ってきたかとマジで思う。落ち着くなこの顔。 外の匂いとモイスチャー感も日本とそっくり。これで海があったらここ、住めます。
シューレスのオニツカタイガーの靴を履いているタイ人をたくさん見かける。日本人としてはなんだか嬉しい。 TOYOTAの滅茶苦茶カッコイイピックアップが沢山走っている。ハイラックスも日本のよりもキャブがデカくてアメ車みたいで凄くカッコイイ。
ちなみに男の90%はヒゲ生えてません。
と言うか、男なのか女なのかも正直分かりません。
Bookingした宿に向かう途中、Soi Cowboy(ソイカウボーイ)と言う、ウカレまくった繁華街を通る。今までの世界一周旅で培った、熱量と情熱が全て水の泡となりそうな位の、恐ろしい誘惑が俺の理性を揺さぶる。
なんて隙だらけで楽しそうなんだ!
“オニ〜サ〜〜ン” 20回連続攻撃を何とか交わしそこを抜け、宿へ向かう。
しかし、今回ブッキングした宿の名前が、
“Bodega Bangkok Party Hostel”
…嫌な予感しかない。
着くなりReception staffの女の子から 、
“ココはparty hostel だけど大丈夫?”と念を押される。
何が大丈夫なんだかサッパリ分からないけど、舐められている事は間違いない。
案の定、共用スペースのbarに行くと、ビキニ女子とブーメラン男子の白人集団が所狭しと爆音の中踊り狂っている。いきなり金髪美女二人が部屋に入ってきて、bountyのジャングルジュースの様なヤバイ酒を飲まされる。いきなり仕上がってしまう。
俺も超混ざりたかったけど、ドリンクの金額が都内のクラブ並に高い。断念。
ベロンベロンに仕上がったyoung guyが、でかいスピーカー片手に部屋に入ってきて、
“お前は何聞きてーんだ?流してやるよ!“とイキって訪ねて来る。
結局、David GuettaのTitaniumとJason MrazのI’m Yoursをみんなで大合唱する。
マジで歯痒い。
金を貯めて友達とバカンスで乗り込んできたらメチャクチャ楽しい宿。バックパッカーで来るべき所では無かった。
party timeは俺だって大好きです。
ココバンコクからカンボジアのAngkor Watに行きたかったが、旅のリミットが相当押しているので断念。見たかった。
ローカル電車に乗り込んで、ユネスコ世界遺産のAyutthayaに乗り込む事にする。
行き先を決めない自由な旅は、旅先をフレキシブルに決められるのが最大のポイント。メチャクチャ楽しい。 その時、そこに行きたい気持ちを100%ぶつける事が出来るので、感度も吸収力も桁違いなのでオススメだよ。
宿なんて数時間前にアプリで簡単にブッキング可能。便利な世の中です。
全てが自動化になり、無人化になり、超管理社会になる前に、今の内アナログな自由を楽しんでおきたい。
“旅のしおり”は、先に書くものじゃなくて、後から書くものだと思っています。