The federal state of the
seven emirates.
次の国、UAE(アラブ首長国連邦)へ向かうフライトは22時だけど、道中絶対すんなり行かないだろうと予想して10時間前に空港へ向かうも、案の定、一苦労。
来る時感じた嫌な予感が的中。13時から17時まで全くバスが来ない。と言うか、そもそもココで合っているのかも心配になる。
流石に痺れを切らし、超ローカルバスで2時間掛けて空港へ。
結果的に2時間前に到着。Egypt timeでピッタリ。マジこの国、心配性の人は確実に過労死するよ。
グッドラック、エジプト。本当にすごい国だったな。
ちなみに余談だけどエジプト全体、手荷物検査が非常に厳重。それだけテロの脅威があるのかな。何度も検査に合うよ。あとエジプト人、隙あればずっと電話してる。どこにかけてるんだか知らないけど、飛行機でも電車でもとにかくデカイ声で電話してる。そんなに何の用があるのだろう。
朝4時、United Arab Emirates、Abū Dhabī着弾。20カ国目。
超暑い。マジ、本当に超暑い。
なんかアフリカに比べて海が近いせいか湿度も凄くてエジプトより全然暑いかも知れない。中東本領発揮。間違いなく生きてた中で一番暑いです。
サッカー日本代表、AWAY戦はこんな暑い所で試合してたのか。本当に頭が下がります。流石一流のプロだね。これからも応援し続けます。そして、石油が水より安いとの事なので、お土産でガソリン1人200kgずつ買って帰ってあげたい、そんなアラブ首長国連邦。
Emirates Airなどで来た場合、アブダビ空港から隣街のDubaiまでは無料バスで直行出来るらしい。流石Emirates。俺はとりあえずAbū Dhabī市内へ。
空港から市内まではパブリックバスの「A1」か「A2」で行ける。Dubai方面にバスで行くなら、バスステーションのある”アブダビ.セントラルステーション”で停車する、「A2」に乗れば辿り着くよ。パブリックバスは乗り場も目の前で分かりやすく、時間は15~30分刻みでバスが来るので問題ない。
ただ乗るのに、“ハフィラットカード“と言うSuicaみたいなカードを空港で事前に買っておかなければならない。発行料とチャージ料で20DH。
悪夢のカイロからこの潤沢な資金を抱える金満UAEに乗り込んで来ると、余りの違いさに綺麗さと広さに心と身体がすごく癒される。
Abū Dhabīと言えば、“世界一のモスク“と名高い、
Sheikh Zayed Grand Mosqueがある。バスステーションから094番の巡回バスがバスが出ているよ。2DH。
Sheikh Zayed Grand Mosque
(シェイク・ザイード・グランドモスク)到着。
まさに、アラビアン.ナイトの世界。
あり得ない気温、目も開けてられない白さと規模が、本当に夢の中みたい。こんな夢、小さい頃に見た記憶がある。そんな景色。高級感は紛れもなく世界一。空の青に映える白一色に輝くモスク。息を飲む美しさ。
1970年頃に建てられたので比較的新しく、地下のショッピングモールのような所を通過してエントリーする近未来的モスク。
入る際は肌を露出してはならないので、男女共衣装を貸し出してくれるが、流石のオイルマネー国、エントリー費から何から何まで全て無料。移動の電動カーも無料。エジプトなら50mでさえ絶対金掛かる。そしてボッタくってくる。貧富の差が本当に面白い。
モスク自体にも半端じゃない程のお金が掛かっている様で、宝石が埋め込まれたオール大理石の外観に、スワロフスキー全開の7億円のシャンデリア3個とか、9億円のペルシア絨毯張り等々、錚々たるゴージャス感。
歴史の重みをあまり感じないので個人的には何も伝わらないが、尋常じゃない巨大さと白で統一された左右対称の仕上がりに加えて豪華装飾は圧巻。インスタ映え必至。
サンセットの時間帯は死ぬ程綺麗な事で有名なモスクなので、人生最高の“奇跡の一枚“をカメラに収める事が出来る事間違いナシです。とことん自分に酔っちゃいましょう。各国の女性陣、全員女優気取りで見ていてメチャクチャ面白い。
ちなみにマジ超暑いので、要注意。簡単に死にます。
だけど屋内はかなり涼しく、屋外との温度差が確実に20℃位あるので、体調管理しっかりしないと、たちまち持っていかれます。
あとたぶんカメラに凄い負担が掛かかってるっぽい。高級一眼持って行く人はココも気をつけた方が良いかもだよ。
セントラルバスターミナルからバスでDubai市内へ。
ドバイメトロの”イブン・バトゥータ・モール駅”に到着。後から知ったけど、ココに世界一ゴージャスなスタバがあるみたいだよ。スタバファン必見。
アブダビで購入したハフィラットカードでは無く、ここでは“ノルカード“と言うドバイメトロ専用のSuicaの様なカードを購入。メトロは綺麗で分かりやすく、何のストレスも無い。凄まじい乗物に乗車してきた俺としてはちょっと物足りない。ゾクゾク感が足りない。
途中、あの有名なパールジュメイラや、ブルジュハリファ、ドバイモールやドバイファウンテン等、セレブ御用達の観光地を横切る。
バックパッカーには無縁の世界だけど、規模がヤバイ。この国、おそらく何でも可能にしてしまう力がある。人間とお金の力って凄いと同時に、怖い。
でも、そんな事より、ここに来て体調がすこぶる悪い。
旅で一番心配していた食あたりに近い症状ががっつり出始め、ついに俺の体も蝕む。
恐らくカイロ市内かアブダビ市内で食べたサラダが原因かも。腹痛と水の様な下痢が止まらないので、乗り物に怖くて乗れない。なんとかドバイ郊外の安宿に辿り着く。
煌びやかなドバイ中心部と比べるとやはりここはアジア、一歩ダウンタウンに来ると、その辺の近隣アジア諸国と変わらない風貌と衛生面がさらにオレの不安を煽る。
まあなんとかなるでしょう!
こんな世界で最も裕福な土地にて、バナナ2本で就寝。
間が悪いんだか、良いんだか。