Giza pyramid complex.

アラビア語で“Hallam”
世界で最も有名な遺跡に到達。

地下鉄とバスを駆使して永遠のスーパー世界遺産、Giza,pyramidへ向かう。
子供の頃の外国のイメージってピラミッドだよね。そこに今1人で来れている自分が少し誇らしい。

この道中は客引きが相当鬱陶しいとの事で、普通の人はタクシーやホテルツアー等で向かうらしいが、ココは怖いもの見たさで、メトロとローカルバスという最安値の方法で向かってみる。

まず、メトロ入った途端から執拗な客引きや詐欺師達の冷やかしが始まる。電車のチケットも3EPとの事だが、チケット駅員に当然の様に吹っかけられ、格子越しに8EP取られる。

車内に入ると、濃厚な野郎共のスチーム体毛臭の熱気で凄い。エアコンのキャパシティを軽く超えてくる。余りのニガさに鼻が敏感な俺は早くも失神しそうな領域。最高です。

ピラミッド最寄りの駅、GIZAで下車。

地上へ出るや否や、そこで待ち構えているのはさらに磨きのかかったタクシーの客引き。マジでウザ過ぎる。笑
バス停らしきものは当然無く、その客引き達から避けたい一心でたまたま乗り込んだ謎のかなりヤバメのミニバスに乗り込んでしまい、予定とは違う場所に運ばれ、途中開いてるドアから緊急脱出。

更に、ピラミッドエントランスへ向かう間にも無理矢理ラクダ乗りの事務所に連れていかれ、鬼の監禁交渉が始まり出られない。

半ギレで何とか脱出し、回り回ってピラミッド敷地内に着く頃にはズタボロの瀕死状態。

オフィシャル入口とは真逆のラクダ小屋脇の関係者入口みたいな所から160EP払い無事エントリー。ココばかりは流石のオレもストレスで満身創痍、忍ばせていた緊急時のウイスキーボトルの小瓶を一気に飲み干して気持ちを紛らわす。

マジ、ゲロ吐きそうな位の不安感だった。結果オーライ。

しかし、入るとそこは超有名世界遺産、絵に描いたようなぶっちぎりの景色。
見たことある絵そのまんま。40℃以上ある灼熱の大地にそびえる、世界屈指の建造物。
世界遺産巡業としては絶対外せない土地だったので何とか来てみたが、来るに値する景色だ。

何故、何千年前に道具や図面が無いのにこの素材でこんなにも綺麗で巨大な三角形の建物を作れたのだろう。数時間休憩がてら、クフ王のピラミッドに寄り掛かりながら考え込んでしまった。謎多きピラミッド。
オリオン座の星を表しているらしく、ナイル川を天の川に見立てるとオリオン座の星と重なるらしい。浪漫の次元が半端ない。しかも紀元前2500年前とか。

先程の度重なる連続攻撃で疲弊した脳と身体を十分に休める事が出来た。帰りは当初予定してたルートの逆を行えば良いだけなので比較的楽に戻る事が出来たよ。

往復移動金額は、驚愕の17EP。日本円で¥110也。

パッケージされた安全な旅も良いけれど、自分の足と感覚で目的地に向かい、世界を肌で体感する事の大切さを学ぶ事が出来た。そんなGiza, Ejyptに感謝。安過ぎる授業料をありがとう。

後に続く好奇心溢れる同志にもこのルートを是非？お勧めしたいので、詳しく記載する事にします。最終的に迷ったら優しいエジプト人に当たる事を祈って聞きまくって下さい。
大丈夫、後から笑い話になる事間違いナシ。

地下鉄のチケット売り場で、まず行き先を伝える。
恐らく3EPでGIZA駅までいけるはず。釣りよこせ的な感じで、堂々と手を入れて待っているとお釣りを返してくれるイメージ。

GIZA駅改札を出たら、左右に出口があるが左へ。駅を出ると青い看板が目の前にあり、左右分かれているがココも左。そのまま道なりに進み下に降りると、敵がわんさか待ち構えているが軽く無視し続けて、その先の大きめの交差点まで行く。
超危ない幹線道路を反対車線に渡りそこで、青い色のバスを待つと、一般的なピラミッドのエントランスに着きます。