Kalambaka, Meteora.

カテゴリー DAILY, TRIP
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遂にこの地に到着。
メガロ.メテオロン修道院。

今回の旅のMain destinationのひとつ、
ギリシャの数ある世界遺産の中でどうしても俺の心を掴んで離さない土地、

天空に浮かぶ修道院 ユネスコ世界遺産、Meteora (メテオラ)。

こんなドラクエのサブタイトルにでもなりそうなネーミングと場所、見せられたら行くしか無いでしょう、男なら!

 

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メテオラがある麓の町、 Kalambaka (カランバカ) まではアテネからおよそ400km。列車はwebからオンラインで購入出来る。直行便が1日1便あるのだが、今回まさかの往路が満席だったので、往路は夜中発の途中乗り換え挟み、朝4時Kalambaka着と言う、安いがかなりアンタッチャブルな行程に。
まあ面白そうだし、日帰りで一番時間取れそうなのでこれに即決。

 

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って事で、凄く危険そうな裏路地を徒歩で通過しながらアテネ中央駅に到着。24時出発。
掲示板にはどのホーム発なのか全く書いておらず、周りの雰囲気とノリで乗り込みup 2 north west。時間にしておよそ4.5時間位かな。神頼み。

不安な点としては、
周りの乗客もまばらの中の一人行動でさらにこの路線、終点では無く途中乗り換えをしなければならないので、途中ギリシャ語表記のギリシャ語アナウンスの駅で午前3時に降りなければならない。全く分からず、英語アナウンスも一切無いので怖くて寝てられない。

しかも乗り換えの電車の出発時刻が3時10分。まさかの午前3時になってもまだ着かない。
これ、乗れなかったらどうするんだろう。こんな所で野放しにされたら確実に死ぬ。

かなり焦ったが、着いたら真っ暗ど田舎の中、2両の貧相な電車が我々数人の乗客を待っていました。
ホッと一安心。

 

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それに飛び乗り1時間さらに北へ。午前4時、Kalambaka到着。
誰も居ない。もちろん一軒もお店はやってない。iphoneは繋がらない。風が強く肌寒い。そしてなにより怖い。ここからメテオラまでバスで登るのだが、早くても始発は朝9時出発。5時間の間どうしようか。

もうこうなった以上、最後の手段。

生まれて初めて、物騒な列車脇の路上で就寝しました。それしか無い。

風が強いうえに、無駄に寒くて今までで一番堪える。敷くものも掛けるものも風を遮るものも無い。ただのコンクリートの路上。
でも、慣れれば寝れるもんだね。8時半までガッツリ爆睡。ウケる。起きて笑ってしまった。
荷物も盗まれないでホッと一安心。

 

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起きると眼前に広がるのは奇怪岩の山々。そしてよく見ると頂上にボヤッと修道院らしき建物が見える。見えた時の鳥肌の立ち具合と言ったらヤバかった。

何が何だか正直オレにはサッパリ分からない。何故あんな所に修道院を建てたのだろう。岩の頂上を削って作ったとしか思えない。あそこに物を運べるワケがない。

この何故?が、次の旅へと駆り立てる。
最高にワクワクする瞬間。楽しさが込み上げて来る。辛いなんて1mmも思わない。

 

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駅から徒歩5分の ”KTEA” という会社の前から一番上までバスで行けます。片道€1.8。以外にスッキリ爽快、好物のオレンジジュースを一気に飲み干して、ジャスト9時にバス乗車。
“天空の修道院” へ向かう。

 

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メテオラは全部で ”6つ” の修道院がある。

オレはとりあえず一番大きい頂上のGreat Meteor Monastery (メガロ.メテオロン)修道院へ。
ちなみに崖の上なのでもちろんトレッキングのオンパレードです。装備と体調を整えてから向かって下さい。

 

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開いた口が塞がらない。 凄すぎる。

アテネのリカヴィトスの丘に登る際丘の中腹にもあったが、ここメテオラの修道院群はギリシャ正教の総本山らしく、同じ様なとても綺麗なフラスコ画を見る事が出来る。厳かな院内はとても観光目的で立ち入ってはならない様な空気感。同じ宗教でも、その土地や国によって独自に派生していく様子が見て分かる。

想像を遥かに超える規模感と距離感で頭が狂いそうになる。

まさにそこには天空に浮かぶ修道院。 メテオラ。”μετέωρος”。
ツアー等に頼らず、大冒険の末に自力でやっと辿り着いた達成感で胸が一杯。

また一つ、心に刻まれた世界遺産。

 

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個人的な見方のコツとしては、修道院に「行く」のでは無く、目当ての修道院を遠くから「見る」方が、景観的には凄い景色が見れるように思う。

入ってしまうとどこの修道院も作りはある程度一緒なのであまり実感は無くなってしまう。
頂上のメテオロン修道院までバスで行き、帰りは歩いて下山しながら、途中2つの修道院に寄りつつ道中、宙に浮いている様子が綺麗に見る事が出来るスポットが沢山現れるので、それを見ながら帰ってくるのが超オススメ。疲れたら途中タクシーも走っているので安心。

 

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途中、とある地点で3つの修道院がそれぞれ宙に浮いている様子を同時に見る事が出来る極上のスポットが現れる。半端じゃ無い景色なので、帰りは絶対徒歩で下山して欲しい。時間はダラダラ下って2時間位。でも暑いので無理しない方がベターだよ。

 

途中限界が来た時にギリギリ寄ったレストランで食べた、
豚のSouvlakiとBeerが今の所、”ベストフード大賞” 。

 

涙が出るほど美味かった。極限まで行動してから食べる肉と、飲むビールは本当に最高。
生きてて良かった。人間で良かった。

 

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