Vasco da Gama.
大航海時代の象徴。
予想外の寒さといつ収まるか分からない豪雨に居ても立っても居られないので、今回は長居を諦め、ここバスク地方を離れここからバスで12時間南西に移動し、大西洋に面したポルトガルに向かう。
8カ国目 Portgal到着。流石にこたえた。
スペインより格段に暖かい。と言うか熱い。白人が減りポルトガル語圏なので南米独特の褐色系の人種が増え、古くから海洋帝国として栄える影響か、様々な人種が行き交うエネルギッシュな街だ。
NYCの五番街や、バルセロナのグラシア通りの様な高級エリアはあまり無く、お世辞にも裕福なお国柄とは思えないが、人々と街並みからはパッションがビシビシ伝わってくる。
ワンピースで言う、ローグタウンみたいな所かな。壮大な旅に出る前に、ここで思いっきり充電したくなる様な、そんな気分にさせてくれる国。そして露骨にLeo MessiからCR7にシフトする。
数種類しかない超簡単なメトロを乗り継ぎ、主要駅の一つ”ROSSIO STATION”近くの宿にステイ。学生の合宿所みたいな所で、様々な人種で行き交う出会いの場の様な宿。ここ、長期で滞在したかったな。高い金払って語学学校行くより一瞬で英語覚えられそう。
ここポルトガルで、俺はユーラシア大陸最西端のポイントでサーフする予定。その前にリスボン市内をぶらりと観光。
アルファマ地区やベレン地区など見所はたくさんあったが、その中でも観光名所、“サンタジュスタのリフト“で上がった先の、バイロアルト地区は半端じゃなかった。
地区全体がグラフィティーに囲まれた、夜絶対1人では歩きたく無い緊張感溢れるエリア。今世界的にリスボンが観光地として凄く流行っている様で、昼間は観光客で溢れかえっているので特に問題は無さそう。
あり得ないほど急勾配の坂に作られたトラムがマジで見所。合理性がまるで無い奇抜な居住地が逆に観光客を呼ぶ原因なんだろうね。この悪さと雑さ、汚さがちょっと入り混じった、スカしてない感じが好感度100点。
リスボンってこんなに見所があるなんて想像もしてなかった。全然住めるよ。本当楽しそうな街。
スペインとポルトガルって隣同士なのに今まで一度も戦争した事ないんだって。隣国で戦争した事無いエリアって世界的にココだけらしいよ。
グラッシアスとオブリガード。どうもありがとう。