Sahara desert.

カテゴリー DAILY, TRIP
sahara
地球と時間の偉大さを確認出来た。
アフリカに一礼。

日が傾いて来る夕方5時頃、サハラ砂漠に向けて出発する。前日にシャウエンで購入した”Kufiya”をイスラム風に頭に巻いてもらった。

sahara

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遠目から見る砂山で出来たサハラ砂漠の全貌を見る限り、全然砂で出来てる様に見えない。コンクリートで出来たモニュメントとか建物の様に見える。距離感も全く掴めないのでどの位遠いのか見当すら付かない。
未知の領域過ぎて訳が分からない。ラクダで着くの?これ。

 

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初めてラクダに跨る。そもそも今までラクダはおろか、馬にさえ乗った事がないペーパードライバーなので具合が全く分からなかったが、ラクダ氏、最高です。
言う事聞くお利口さんで、触りまくっても全然平気。まつ毛長くてタレ目で超カワイイ。モグモグしながら横目で見て来る感じが最高に愛おしいです。また会いたいな。

 

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揺れと突き上げ効果で大事な部分が相当痛いとの噂だったので覚悟したけど、全然痛くない。上下と言うか前後に動く。何年もバランスボールをデスクの椅子代わりにしていた俺からしてみれば全くもって余裕。タイミング合わせて慣れれば手放し運転可能。上りは余裕。下りは結構危ないから気をつけて。あと立ち上がる時。ラクダに寄って乗り味が全然違う。

今回は何人かのグループで、フランス人の夫婦、オランダ人の家族、イタリア人の女の子等々。やっぱり世界の人々は行動力が半端では無い。イタリア人の女の子なんて一人で来てたよ。格好良い。

 

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遂にサハラ砂漠内へ突入。

風の音以外何も聞こえない。空と砂しかない。砂が超細かいので、持ち物すべての繊維や隙間、体に入り込んでくる。

 

 

今回これを想定して防塵防滴の一眼レフにしたけど、丸腰の精密機器や一眼系は多分イカれちゃいます。goproがおそらく最高。超欲しかった。この旅用にライダー営業しておけば良かったな。笑 あと、ポケトーク。

暑いけど湿気がおそらく0%位なので不思議と汗がかかない。水持ってなかったら瞬殺です。
そんなチンケな人間を背負い込んで、お構いなしにラクダは突き進む。刺すような日差しで肌が破壊されるのが分かる。

 

sahara

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本当にオレを含め、多分みんなが想像する火星の世界だよサハラ砂漠一体。超キレイ。日の陰陽で出来た影のシルエットが凄く良い。風に慣らされて三角のてっぺん以外凹凸は全く無い。
日頃常に海水ばかり接していて水に対してマンネリ化していたが、真逆の環境が自然の偉大さを再確認させてくれる。

 

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全面砂地の地点でラクダを降り、頂上まで自力で登る。降った後のパウダースノーに近い踏み心地。
急斜面を登りきった景色は、今まで生きてきた中で1番の景色でした。

 

 

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地球が誕生してから全く変わらないであろう景色。
何億年前から変わらないであろうそのままの景色。

 

これこそ、本当のプライスレス。

生きているうちに絶対見て欲しい極上の景色の一つです。

 

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サンセットで日が沈む瞬間と、段々暗くなって色が変わり星がキラキラと輝き出す瞬間とか、今死んでも本望かなとさえ思う位美しい。何時間でも観ていられる。

 

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いつもなのかは分からないけど、日が沈むと気温が下がり爆風が吹き始め、目も開けられないほどの砂嵐状態になる。遭難する前にラクダで宿泊先へ向かう。

 

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そこは思いの外設備がしっかりしていて、シャワーもありデカイベッドには可愛いベルベル人の織物等が敷いてあり、もっと過酷な環境下で一夜を過ごすと覚悟していたので、なんだかちょっと拍子抜け。これなら未成年含めた家族連れやカップルでも全然問題無いよ。安心して下さい。

ご当地タジン鍋を堪能し、ベルベル民族の演奏等を聞かせてもらい、ここサハラ砂漠のど真ん中で心地良く寝る事が出来た。

 

メチャクチャ砂だらけだけど。


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